アリゾナ大学
アリゾナ大学(University of Arizona)は、アメリカ合衆国アリゾナ州のツーソンに位置する公立の大学です。州内でも最大かつ最も有名な大学の一つです。アリゾナ大学は多岐にわたる学術分野で高い評価を受けており、特に天文学、宇宙科学、環境科学、医学、および工学の分野で著名です。大学は研究活動に力を入れており、宇宙観測や環境保護に関するプロジェクトなど、さまざまな研究分野で先駆的な役割を果たしています。
国際先導研究では、LSST、Roman宇宙望遠鏡、JWSTなどの米国主導のプロジェクトとSubaruの観測的・理論的研究を融合させた宇宙論研究を中心に共同研究を行います。また補償光学や光赤外カメラの共同開発のパートナーとしても重要な大学です。
イタリア INAF
イタリアのINAF(Istituto Nazionale di Astrofisica)は、イタリア国内で天文学と宇宙物理学の研究を推進するために設立された国立研究機関です。INAFは、宇宙の観測、研究、および探査を行い、宇宙物理学のさまざまな分野における先進的な研究を行っています。彼らの研究は、宇宙の起源、進化、天体物理学、宇宙探査など多岐にわたり、国際的な協力も行っています。 INAFは、イタリアの天文学と宇宙物理学の重要な中心の一つとして認識されており、多くの天文台や研究施設を運営しています。
国際先導研究では主に栗田(京大)とP. Ciliegi (Bologna)が協力してELT MORFEOのミラー製作、アセンブリーに関わる研究や装置開発を行います。さらに、ELTによる将来観測およびそのために必要なターゲット選択などのSubaru/JWSTなどによる事前観測プロジェクトにも取り組みます。
プリンストン大学
プリンストン大学は、アメリカ合衆国ニュージャージー州のプリンストンに位置する、世界的に有名な私立の研究型大学です。アイビーリーグの一員として高い評価を受けています。プリンストン大学は優れた教育プログラムと優秀な教員陣を誇り、特に理工学、人文科学、社会科学など幅広い学術分野で高い評価を受けています。また、プリンストン大学は有名なプリンストン高等研究所と提携し、学際的な研究と知識の創造に貢献しています。
国際先導研究では、流体シミュレーションなどを用いた理論研究を中心に行います。とくに、AGNや超新星フィードバックの物理、星間物質(ISM)/銀河周辺物質(CGM)/銀河間物質(IGM), 銀河形成, 星形成, 初代星, 初代ブラックホールの形成などについて
オーストラリア国立大学
オーストラリア国立大学(Australian National University、略称: ANU)は、オーストラリアの首都キャンベラに位置する国立の研究型大学です。オーストラリア国内外で高い評価を受けています。ANUは広範な学術分野で卓越した研究を行い、特に科学、工学、社会科学、人文科学、およびアジア研究の分野で知られています。大学は世界的な研究プログラムと卓越した教育を提供し、国際的な学術コミュニティで重要な役割を果たしています。
国際先導研究では、AITC(Advanced Instrumentation and Technology Center)においてULTIMATE-Subaru用の地表層補償光学のサブシステムである波面センサー、レーザーガイド星生成システムの開発を行います。また、国立天文台、東北大学と協力して、補償光学に関する技術的な研究開発を行います。
CCA
Center for Computational Astrophysics(CCA)は、アメリカの研究機関で、主に天文学および宇宙物理学に焦点を当てた計算科学の研究を行う部門やセンターの一つです。特に、宇宙のシミュレーション、天体観測データの解析、宇宙物理学モデルの開発など、計算を活用して天文学に関する研究を推進しています。CCAは、宇宙の起源や進化、暗黒物質、暗黒エネルギー、銀河の形成など、重要な宇宙の謎を解明するための先進的な計算ツールと手法を開発し、天文学の進歩に貢献しています。
国際先導研究では、流体シミュレーションなどを用いた理論研究、フィードバックの物理、ISM/CGM/IGM, 銀河形成, 星形成, 初代星, 初代ブラックホールの形成などの共同研究を行います。一方では、観測データや数値シミュレーションの結果を用いた宇宙論的なデータ解析や、そこから宇宙論パラメータや銀河形成についての情報を引き出す理論的研究も行います。
Swinburne
スウィンバーン大学(Swinburne University of Technology)は、オーストラリアのビクトリア州にある公立の総合大学です。主に工学、情報技術、デザイン、ビジネス、天文学などの分野で知名度が高く、高品質の教育プログラムと研究活動を提供しています。スウィンバーン大学は、産業界との連携が強化されており、実務経験を積ませながら学習を進める教育アプローチを取っています。天文学の分野では、スウィンバーン大学は多くの研究プロジェクトや施設を提供し、国際的に認められた研究を行っています。
国際先導研究では、初代銀河、遠方大質量銀河の観測的研究を中心に共同研究を行います。
Italy
理論研究:A. Ferrara (SNS Pisa): 初代銀河、再電離、ISM, フィードバックなど
S. Salvadori (Firenze/Arcetri): 初代星の化学
S. Borgani (Trieste): 銀河団
M. Colpi (Milano): SMBH binaryS. Cantalupo, M. Fumagali (Milano): CGM/IGM/Quasars Alessandro Lupi (Milano/Insubria)
Spain (IAC)
理論研究:Francisco-Shu Kitaura:宇宙のバリオン分布、Lya forest, パワースペクトル、バイアスなどの理論研究
観測研究:Helmut Dannerbauer: 原始銀河団の光赤外、サブミリ・電波での観測的研究Jose Manuel Perez-Martinez: 原始銀河団の観測的研究
Caltech/IPAC
Caltech/IPACはカリフォルニア工科大学の研究所で、主にSpitzerやWISEなどの主要な宇宙ミッションに向けた赤外線天文学とデータ管理、解析に焦点を当てています。国際的なパートナーと協力し、宇宙の理解を進める上で重要な役割を果たしています。
国際先導研究では、JWSTやHST、Romanなどの宇宙望遠鏡を用いた遠方銀河・銀河団の観測的研究を行います。
UCL
UCL(University College London)は、イギリスのロンドンに位置する世界的に有名な公立の総合大学です。1826年に設立され、高い評価を受ける研究大学として知られています。UCLは幅広い学術分野で教育プログラムを提供し、特に科学、工学、医学、法律、社会科学、人文科学などで卓越した研究と教育を行っています。大学は多くのノーベル賞受賞者を輩出し、国際的な学術コミュニティで重要な地位を占めています。 UCLはロンドンの中心に位置し、多彩な文化と研究機会を提供しています。国際先導研究では、JWSTやHST, ALMA, VLTを使った遠方銀河の観測的研究を行います。
MPA
Max Planck Institute for Astrophysics(MPA、マックス・プランク宇宙物理学研究所)は、ドイツのバイエルン州にある、天体物理学に特化した研究機関です。この研究所は、宇宙の物理学、宇宙論、暗黒物質、暗黒エネルギー、銀河の形成と進化など、宇宙に関連するさまざまな研究分野に焦点を当てています。MPAは理論的な研究や数値シミュレーションを通じて宇宙の複雑な現象を解明し、国際的な天体物理学の先駆的な研究を行っています。また、研究者や学生のための教育と訓練にも取り組んでおり、天文学と宇宙物理学の分野で貢献を続けています。
国際先導研究では、数値シミュレーションを用いた構造形成の理論研究。特にフィードバックの物理、ISM/CGM/IGM, 銀河形成, 星形成, 初代星, 初代ブラックホールの形成などを行います。